今回は、NFTや仮想通貨を守る「スキャム対策方法」を紹介します。
NFTや仮想通貨はまだまだ危険性も高く、スキャム(詐欺)の被害が後を絶ちません。
皆さんはどうやって対策すべきか分かりますか?
この記事を読めば、スキャム被害を防ぐ方法が分かるため大事なNFTや仮想通貨を守ることができます。
稼ぐことも大事ですが、資産を守る事こそ利益を得るのに重要な要素です。
今回紹介するスキャム対策の方法は、実際にスキャム被害に遭ってしまってから私が勉強して実践している方法です。
実際に、この方法を実践し始めてからはスキャム被害に遭わずに済んでいます。
まずは、この記事で紹介する「無料で出来る対策」から始めてみましょう。
有料の対策も一部紹介するので、高価なNFTを保有する方などは積極的に利用しましょう。
無料で出来るスキャム対策方法
①PCのウェブブラウザは「Brave」を使用する
詐欺の手法の中に「広告」を経由したダウンロードなどがあります。
これは、仮想通貨やNFTを興味のある人を対象にした追跡型広告などを利用しています。
対策方法はシンプルで「広告自体を表示されなくする」という方法です。
これを実現するのが「Brave」というウェブブラウザを使用することです。
普段鬱陶しく感じているような広告もブロックできるため、安全性が高まります。
その他にもBraveは非常にメリットが多いウェブブラウザです。
オススメのポイントをまとめましたのでご覧ください。
Braveのここがスゴイ
- 使用することで仮想通貨「BAT」を手に入れることが可能
- 「GoogleChrome」とほぼ同じように使える
- 「GoogleChrome」からの引き継ぎも簡単
- 邪魔な広告をブロック可能
- YouTubeも広告なしで視聴可能
- マルウェア & フィッシングからの保護も可能
- その他、VPN機能などセキュリティ性能が高い
使うだけで仮想通貨が稼げる
Braveを使用することで、日々のネットサーフィンだけでも仮想通貨が稼げます。
この仮想通貨「BAT」を受け取るのには、国内取引所「bitFlyer」が必要となるため、この機会に開設しておきましょう。
②拡張機能「Pocket Universe」をインストール
個人的にとても助かっているのが「Pocket Universe」というブラウザの拡張機能です。
これは「Brave」「GoogleChrome」の両方で使用できます。
この拡張機能にスゴイところは、以下の通りです。
Pocket Universeのここがスゴイ
- 拡張機能としてインストールするだけでOK
- トランザクションの内容が事前に分かる
- 操作ミスなどが無ければミントでのスキャム被害はほぼ無くせる
トランザクション(処理)は、通常見えません。
そのため、スキャムサイトに気づけないのが大きな問題となります。
スキャム被害が発生する事例の一つに、「偽物のサイトでミントをしようとした場合」があります。
これは通常気づけないことが多く、ミントをしたつもりが、実はウォレット内のNFTを指定のウォレットに送ってしまうトランザクションを承認してしまい、「自らNFTを送信した状態」を作りだされてしまいます。
ここで「Pocket Universe」を入れておけば、事前にトランザクションの内容が分かるので、危険なら繋げなければ良いだけとなります。
非常に有用なツールであるため、私はこれを入れてからはPCからミントをするように気をつけています。
\ ダウンロードはこちら /
日本語で使用するなら、「KEKKAI」
同様のツールとして、国内企業が開発している「KEKKAI」もかなりオススメです。
今後も様々な機能が増えて行ったりするようなので、私は両方入れて使ってます。
スマホでも利用できるようになったので、是非スマホアプリも入れておきましょう。
メタマスクなどのウォレットと連携させて使用することが可能です。
招待コードが入力されていない方は、以下のコードをご利用ください。
招待コード:AHFJ3
③Twitterの設定を変更
NFTや仮想通貨の情報を得るために、欠かせないのがTwitterです。
ですが、Twitterからスキャム被害に遇う方が非常に多いのが現実です。
そんなTwitterからのスキャム被害を減らすための方法を2つ紹介します。
通知設定でミュート
まず1つ目はミュート設定の変更です。
これだけでbotなど悪意のあるアカウントの多くから通知を受け取らなくなります。
間違えて怪しいサイトなどに飛んでしまう可能性も減るので、真っ先に設定すべき項目です。
画像のように4つの通知をミュートする設定に変更しましょう。
TwitterのDM設定を変更
TwitterのDMでも怪しいURLなどが多く送られてきます。
送られてきたURLは本当に信じられる方のみアクセスしましょう。
最初から危険性のあるものを遮ってしまえばリスクは減らせます。
画像を参考に、TwitterDMの設定の変更を行いましょう。
④Discordの設定変更
Twitterと同じくらい欠かせないのがDiscordです。
DMや友達追加などでおかしなURLを送ってきたりすることがあります。
紹介する設定を必ず行っておきましょう。
「プライバシー・安全」の設定を変更
画像のように設定を行うことで、怪しいDMのリンクなどをある程度事前に察知することが可能です。
また、初期設定では「サーバーのデフォルトプライバシー設定」の部分がDMを許可する設定になってしまっており、ガンガンDMが送られてきます。
設定を変更し、勝手にDMが送られてこないようにしておきましょう。
知らない方からの友達申請も無視してくださいね。
公式アカウントにメモをしておく
Discordは、特定のアカウントにメモを付けておくことが可能です。
私の場合、「Collab.Land」というアカウントにメモを付けています。
このアカウント、機能としては特定のDiscordサーバーと自分のウォレットを紐づけるものです。
ただ、こういったアカウントにも偽物があり、繋げてしまうとNFTなどが盗まれる危険性もあります。
公式のアカウントなどにはメモを付けて、偽物と区別するようにしましょう。
⑤ウォレットを用途ごとに使い分ける
NFTを購入したり、管理するのに必須のツールが「ウォレット」です。
これは現実のウォレット(財布)と同じように捉えてください。
多くの人が被害を拡大してしまうのは、「ウォレットに必要以上の資産が入っている」ことで発生しています。
まず第一にウォレットに必要以上の資産を入れないようにしましょう。
「100万円を入れたまま買い物に行く」みたいなことを現実ならしませんよね?
では、どうするべきか?
対策は「用途に合わせてウォレットを使い分ける」ことで可能です。
以下を参考にして頂けたらと思いますが、「保管用、緊急避難用、ミント用、フリーミント用」の4つは用意しておくことを推奨します。
- 「Google chrome」「Brave」などのブラウザを使用
- プロファイルを追加(下記画像参照)
- それぞれに別のウォレットを作成
- 用途によってプロファイルを切り替えることで、ウォレットを使い分ける
(保管用、ミント用、ゲーム用など)
保管用とミント用を分けるだけでも効果があります。
そもそも盗むものが無いウォレットなら、間違えて繋げてしまっても被害は最小限に抑えられるでしょう。
また、同様にスマホでシードフレーズを分けて複数ウォレットを管理する方法としては、「Bitget Wallet」がおすすめです。
有料で出来るスキャム対策
無料で対策する方法でも多くの詐欺の対策が可能です。
ただし、これでも確実とは言えません。
1つだけ有料ですが、非常に効果的な方法も紹介しておきます。
ハードウェアウォレットを使用する
有料での方法は、基本的にこの方法だけです。
ハードウェアウォレットと呼ばれる、USBのようなものや、カード式のものなど形は様々なウォレットです。
特に高価なNFTなどはハードウェアウォレットで管理するようにしましょう。
イメージは「金庫」ですね。
現実的な物を使用して管理し、使用するとき以外はオンライン環境から遮断することが可能となります。
PINコード(暗証番号)などが無いとアクセスできないため、通常のウォレットよりもリスクがかなり低くなります。
長くNFTや仮想通貨に投資などをする予定の方は1つ持っておくと良いでしょう。
ハードウェアウォレットの中で有名なのは、Ledgerというブランドです。
非常に使い勝手も良いのでオススメです。
ただし、購入の際は必ず正規店から直接購入しましょう。
正規点以外で購入したものの場合、それ自体が詐欺のツールとなっている危険性もあります。
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まとめ|スキャム対策の心構えも一緒に覚えよう
今回紹介したスキャム対策で、多くの被害を抑えられるはずです。
ただし、普段から常に気を付けていなければ、どれだけ慣れている方でも被害に遭います。
実際に、CloneXで非常に有名なRTFKTのCOOでさえも175kドル(日本円で約2200万円)以上の被害を受けています。
このように、「確実な安全」はあり得ません。
以下の心構えをしっかり読み、常に意識するようにしましょう。
【詐欺対策の心構え】
- 知らない人からの連絡は無視する
- URLを安易に信じない
- 知らないものをダウンロードしない
- リスク分散をしっかりと行う
- シードフレーズは誰にも教えない
- 自分が本当に欲しいものを買う
残念ながら今回は紹介しきれませんでしたが、多くの詐欺手法が存在します。
また改めてそれぞれ手口や対策についても紹介出来たらと思います。
特にラグプル(出口詐欺)などは今回の方法だけでは防げません。
そういったプロジェクト自体の見極め方などもどこかでお話出来たらと思います。