今回はNFTや仮想通貨の世界でも多く利用されているSNSツール『Discord(ディスコード)』について紹介します。
「NFTや仮想通貨には興味があるけれど、Discordは使ったことが無いし、難しそう。」
そう思っている方も少なくないと思います。
なぜなら、私も最初はそうだったからです。
この記事では、なぜDiscordが多く利用されているのか、またディスコードを活用する方法などを詳しく解説します。
Discordの登録方法から安全に利用するための設定方法まで学ぶことが可能です。
より具体的なサーバー参加の方法やチャンネルの仕組みなどについては別の記事で紹介予定です。
Discord(ディスコード)とは?
Discordは、オンラインでのコミュニケーションを支援するプラットフォームです。
音声、ビデオ、テキストを使って、ユーザーがリアルタイムで交流できる点が特徴です。
当初はゲームコミュニティに人気でしたが、今では様々な分野で幅広く使用されています。
最近では学校や会社などでも利用されており、その利便性の高さを物語っています。
Discordの特徴
Discordの魅力は、使いやすさと多機能性にあります。
以下が、Discordの主な特徴です。
- 招待制の「サーバー」でコミュニケーションが取れる
- 音声とテキストの両方でやりとりが可能
- シンプルで使いやすい操作性
- メンバーの管理が楽にできる
- 無料で利用できる
- 動作が軽い
- 参加人数に制限がない通話機能がある
LINEなどと比較すると、「コミュニティ」とう1つの目的を同じとした仲間達が相互に連絡を取りやすくするツールだと考えています。
基本的には招待制のため、クローズドなコミュニティも形成しやすく、それでいて多くの方と交流するのが容易なツールとなっています。
NFTコミュニティでも人気のツール
近年、DiscordはNFT(非代替性トークン)のコミュニティにも大きな役割を果たしています。
NFTプロジェクトの開発者やファンは、新しい作品の発表、アイデアの共有、市場の動向について話し合ったり、情報交換したりするためにDiscordを利用しています。
こうしたコミュニティでは、最新のトレンドや貴重な情報がリアルタイムで共有されるため、NFTに興味のある人にとっては非常に価値のある情報源となっています。
特定のNFTを保有しているかどうかを見分ける方法などもあり、それにより「会員制のコミュニティ」といった形での運営も可能となっています。
Discord(ディスコード)の始め方
Discordを始めるためには、まずアカウントの作成が必要です。
アカウント作成は非常に簡単で、PCからの操作であれば、Discordの公式ウェブサイトにアクセスし、必要な情報(メールアドレス、ユーザー名、パスワード)を入力するだけです。アカウント作成後、Discordをダウンロードしてインストールし、ログインします。
また、ここからは利用者の多いスマホでの登録方法を画像付きで紹介します。
スマホでDiscordに登録する方法
まずは、スマホアプリをダウンロードしましょう。
以下のボタンから、それぞれの使用端末に合わせてダウンロードを行ってください。
アプリのダウンロードが完了したら、アプリを起動しましょう。
Discordを初めて利用する場合は「登録」を押してください。
アカウントの作成には下記の情報が必要です。
- Eメールアドレスまたは電話番号
- 表示名
- ユーザー名
- パスワード
- 生年月日
これらを画像のように順番に操作し、入力していけばOKです。
登録は早ければ1分もあれば完了できます。
これで登録は完了です。
登録後はすぐに利用が可能ですが、使用する前に様々な設定を行っておくことが重要です。
セキュリティ設定で詐欺対策を行う
Discordは非常に便利である一方で、多くの詐欺(スキャム)などにも利用されてしまっている現状があります。
特にNFTや仮想通貨の世界では、Discordを利用したハッキングや詐欺は日本でも事例が多くあります。
では、詐欺対策のためにも重要なセキュリティ設定について具体的に紹介します。
①二段階認証設定を行う
Discordは登録が簡単な分、アカウントの乗っ取り被害も多く発生しています。
こういった乗っ取りの対策として有効なのが、二段階認証です。
一般的に「二段階認証」と呼ばれていますが、Discordでは「多要素認証」という表記になっています。
二段階認証は仮想通貨取引所なども良く利用されるセキュリティ向上の手段ですが、初心者向けにここも手順を説明しておきます。
まずは、二段階認証の設定を行うために設定画面に進みましょう。
Discordを起動し、「ユーザー設定」→「マイアカウント」→「認証アプリを有効化」をタップします。
名称が分かりにくい場合は画像を参照してください。
※事前に、登録した際に届いているメールから「メールアドレスの認証」を行う必要があります。
認証を行うためには、認証用アプリが必要です。
私の周りの多くの方は『Google Authenticator』を使用している印象です。
今回もこちらのアプリで説明します。
こういったアプリは、操作などの分からないことがあっても聞きやすいものを使うのがオススメです。
ダウンロードが完了したら、「次へ」をタップ。
次に、ダウンロードしたアプリを使用し、二段階認証の設定を行っていきます。
まずはDiscordアプリの画面に出てくる「2FAコード」をコピーしましょう。
コピーが出来たら、認証用アプリの右下の「+」ボタンをタップし、アカウント情報の入力を行います。
上段の「アカウント」には「Discord」などの分かりやすい名称にしておきましょう。
先ほどコピーした2FAコードを下段の「キー」部分に貼り付け、「追加」をタップしましょう。
追加が完了すると、セキュリティコードが確認できるようになります。
このコードは時間制限があり、時間が切れてしまうと無効となります。
また、タップすることでコピーが可能となるため、Discordのセキュリティコードをタップして、コピーを行いましょう。
コピーが出来たら、Discordアプリに戻り、「次へ」をタップすると自然と先に進みます。
上手くいかない場合は、セキュリティコードが時間切れの可能性が高いので再度コピーして貼り付けを行ってください。
画像では左の数字がセキュリティコード、右の青い円が残り時間です。
セキュリティコードが正しく貼り付けられたら設定完了です。
こうして二段階認証が完了したら、その画面からそのまま「SMS認証を有効化」まで進めてしまうことをおすすめします。
SMS認証=電話番号認証 であるため、この認証を終えていないと参加できないサーバーなども存在します。
②「プライバシー・安全」の設定を変更
Discordでは詐欺のDMを受け取ることも多くあります。多くの場合、送られてきたURLにアクセスすることでハッキングなどの被害に遇ってしまいます。
設定を行うことで、怪しいDMのリンクなどをある程度事前に察知することが可能です。
また、初期設定では「サーバーのデフォルトプライバシー設定」の部分がDMを許可する設定になってしまっており、際限なくDMが送られてきます。
設定を変更し、勝手にDMが送られてこないようにしておきましょう。
知らない方からの友達申請も無視するのが安全です。
設定手順としては、「プライバシー・安全」→「ダイレクトメッセージの警戒レベル」「サーバーのデフォルトプライバシー設定」の2つを変更するだけです。
③公式アカウントにメモを残しておく
Discordは、特定のアカウントにメモを付けておくことが可能です。
私の場合、「Collab.Land」というアカウントにメモを付けています。このアカウント、機能としては特定のDiscordサーバーと自分のメタマスクなどの仮想通貨ウォレットを紐づけるものです。
ただ、こういったアカウントにも偽物があり、間違えて繋げてしまうとNFTや仮想通貨などが盗まれる危険性もあります。この他にもサーバーに参加する際に認証を行うBOTツール系も危険が伴います。
公式のアカウントなどにはメモを付けて、偽物と区別するようにしましょう。
メモをする際は、アイコンをタップすることで詳細が出てくるため、「メモ」という項目をタップすればOKです。
Discordを安全に利用してNFTを楽しむ
NFTや仮想通貨の世界でも欠かせないツールとなっているDiscord。
ただし、今回紹介をしたようなセキュリティ対策をしっかりと行うことが非常に重要です。
乗っ取り被害に遇えば、危険なURLを仲間達に向けて発信されてしまい、多くの人を巻き込んで被害に繋がる可能性があります。
また、Discordと仮想通貨ウォレットを繋いだことによりハッキングを受ければ、大きな損額を出す可能性もあります。
あくまでも、自己防衛をしっかりとした上でDiscordを活用し、更に多くの方と交流を深めていきましょう。
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