今回はNFTのマーケットプレイス「OpenSea(オープンシー)」でのNFTの買い方を初心者向けに解説していきます。
「NFTに興味があって、取引を始めてみたいけど何から始めたらいいの?」という方にもオススメの内容となります。
この記事を読めば、仮想通貨の口座開設からNFTを購入するための基本を学ぶことができます。
NFTマーケットプレイス「OpenSea」
今回紹介するNFTの買い方や売り方は、最も有名でメジャーなマーケットプレイスである「OpenSea(オープンシー)」をベースに紹介します。
そのため、OpenSeaについて軽く紹介をしてから先に進みます。
OpenSea(オープンシー)とは
OpenSeaは、2022年の時点で最も有名なマーケットプレイスでした。
昨今では、様々なマーケットプレイスが増えてきており、これまでのような圧倒的な地位ではなくなってきています。
それでも、2023年2月の今でもOpenSeaを利用する方は世界的にも非常に多いのが現状です。
そもそもマーケットプレイスとは、NFTを販売したり購入したりすることの出来るプラットフォームです。
OpenSeaは誰でもNFTを発行できる機能も備えていますが、その辺りのお話はまた別で。
一般的な買い物のイメージで言うなら、Amazonや楽天のようなものです。
OpenSea以外のマーケットプレイス
手数料などの違いなどサービスの部分で差別化を測るマーケットプレイスも増えてきています。
国内と海外でそれぞれ特徴も違います。
例えば、国内のマーケットプレイス「Coincheck NFT」
これは、暗号資産取引所である「Coincheck」のマーケットプレイスで、取引口座があればすぐに利用できます。
また、購入・出品時のガス代(手数料)がかからないのも一つの特徴です。
OpenSeaでのNFTの買い方
それでは早速NFTの買い方を紹介していきます。
様々な方法がありますが、今回は以下の条件での購入方法を例に解説します。
これが一番スタンダードで有名な方法になるかと思います。
【前提条件】
・マーケットプレイスは「OpenSea」
・購入するNFTは「ETHチェーン」
・使用するウォレットは「MetaMask」
・使用するデバイスは「パソコン」
①暗号資産取引所の口座開設を開設する
最初に、暗号資産取引所の口座開設を行います。
既にお持ちの方は次に進みましょう。
今回オススメするのは、国内取引所の中でも4つの手数料が無料となる「GMOコイン」です。
最短10分で簡単に口座開設が可能ですし、NFTを購入するには仮想通貨をウォレットに送金する必要があるため送金手数料が無料のGMOコインを私はよく利用しています。
詳しい開設方法はこちらの記事でも紹介しています↓
②MetaMask(メタマスク)を作成する
次に暗号資産ウォレットである「MetaMask(メタマスク)」を作成します。
メタマスクは、まさに「財布」の役割をしてくれます。
暗号資産取引所で購入した仮想通貨も、そのままではNFTの購入に使用できません。
「銀行にお金を置いていても、財布にお金が無ければ買い物はできない」というイメージです。
③取引所でETHを購入
次にNFTを購入するのに必要な仮想通貨「ETH(イーサリアム)」を購入していきます。
NFTの購入には、「NFT自体の価格+ガス代(手数料)」が必要となります。
買いたいNFTが決まっている方は、最初から少し多めにETHを購入するようにしましょう。
具体的な購入方法は以下のような手順となります。
- サイドメニューから「取引所」の「現物取引」を選択
- 「イーサリアム(ETH)」を選択
- 「成行」または「指値」を選択
- 売買区分で「買」を選択
- 購入する「ETH」の取引数量を選択
- 「確認画面へ」を選択
- 取引の注文を決定
- 取引の成立を待つ(指値の場合)
海外の取引所の場合は、クレジットカードなどを利用して入金をしない限り国内取引所よりも手間が多い為、今回は割愛します。
ちなみにおススメの海外取引所は「Bitget」です。
④ETHをメタマスクに送金する
ETHを無事に購入出来たら、メタマスクに送金しましょう。
最初だけアドレス登録などに時間が掛かりますが、2回目以降は別ウォレットを登録しないなら簡単に終えられます。
実際の手順は以下の通りです。
- GMOコインのサイドメニューから「入出金」の「暗号資産」を選択
- 「銘柄選択」にて「ETH」を選択
- 「送付」→「新しい宛先を追加する」の順に選択
- 「GMOコイン以外」→「プライベートウォレット」→「ご本人様」の順に選択
- 情報が間違っていないか確認し、「宛先情報の登録画面へ」を選択
- 「宛先名称」に分かりやすい名前を入力
- メタマスクを開き、ウォレットアドレスをコピー
- 「イーサリアムアドレス」の欄にコピーしたウォレットアドレスをペースト
- 注意事項を確認し「登録」を選択
- 登録メールアドレス宛に確認メールが届くので、確認し、認証
- 再度「送付」画面に戻り、登録したアドレスを選択
- 送付数量などを選択し、送付を実行
2回目以降を知りたい方はこちら↓
- GMOコインのサイドメニューから「入出金」の「暗号資産」を選択
- 「銘柄選択」にて「ETH」を選択
- 「送付」を選択後、ETHを送りたいアドレスを選択
- 送付数量などを選択し、送付を実行
⑤OpenSeaにアクセスし、ウォレット接続
ここまででやっと準備を終えることが出来たので、OpenSeaでのNFTの購入方法を手順として紹介していきます。
まずはOpenSeaにアクセスし、ウォレット接続をするまで進めます。
以下が具体的な手順です。
まずは、OpenSeaにアクセスしましょう。
以下のボタンから、日本語設定のOpenSeaにアクセスできます。
アクセス後、画面右上の「ウォレットを接続」を選択しましょう。
選択後、以下のようなウォレットの選択画面になります。
今回はメタマスクを使用するので、一番上のキツネマークを選択しましょう。
⑥自分の購入したいNFTを探す
OpenSeaとメタマスクの連携が出来たら、購入したいNFTを探しましょう。
NFTを選ぶ際、偽コレクションも存在します。
購入したいNFTが決まっている場合は、信頼できる運営のTwitterやDiscordアカウントなどのリンクからOpenSeaのコレクションページにアクセスするようにしてください。
また、TOPページにはトレンド、トップなどのランキングが存在します。
ランキングを見て選ぶのも1つの方法です。
下の画像の通り、青いチェックマークがついている場合、OpenSeaの公式が認定したコレクションである証のため、他のコレクションよりも安全である可能性が高くなります。
認証マークは、勘違いされがちですが、いわゆるブルーチップとは異なります。
あくまでOpenSeaが認定をしたのみで、期待できるコレクションかどうかを示すものではありません。
⑦出品中のNFTをカートに入れる
欲しいNFTを決めたら、カートに入れましょう。
NFTの上にカーソルを揃えると、「Add to cart」というボタンと、「雷マーク」のボタンが出てきます。
カートに入れる場合は、「Add to cart」を選択し、カートに入れてください。
対象のNFT1つを直ぐに購入したい場合は、雷マークの方を押すようにしましょう。
⑧購入を進める
カートに入れたNFTは、右上のカートのボタンから確認ができます。
問題なければ、「Complete purchase」ボタンを押して、購入を進めてください。
「メタマスクで署名」→「購入の最終確認」→「購入」という流れで購入できます。
OpenSeaで購入したNFTを安全に保管する方法
今回はOpenSeaでのNFTの購入方法を紹介しました。
ただ、購入したNFTもスキャム(詐欺)で失ってしまう可能性もあります。
あえて簡単に言うならば、ちょっとしたミスで盗まれる可能性があるのです。
ここからは、NFTを安全に保有するために気を付けるポイントを紹介していきます。
①購入した覚えのないNFTは無視する
画像のように、「その他」→「非表示」という場所に謎のNFTが送られてくることが結構あります。
勿論、「収集済み」に届いていることもあります。
勝手に送られてくるNFTの多くがスキャムであるため、邪魔であっても無視しましょう。
こういったスキャムNFTを売るために出品しようとすると、ウオレットで署名した時点でウォレットが乗っ取られてしまったりします。
②詐欺コレクションは絶対に購入しない
OpenSeaでNFTを購入する際、基本は検索でコレクションを見つけようとしない方がいいです。
基本的には各コレクションの公式SNSのリンク集などからアクセスするように心がけましょう。
以下の画像は、2023/3/24にリリースされたSMS(最終未来少女)というコレクションについて検索した画像です。
「SMS」と「SMS-Saishu Misrai Shoujo」というアイコンが同じコレクションがあるように見えますね。
こちら、上は偽物です。
価格も安く手に入るように見えますが、見た目だけ似ている偽物となっており、間違えて買ってしまうと損をしますし、更にウォレットの乗っ取り被害に遭遇する可能性もあります。
OpenSeaから検索するのではなく、基本的には公式Discordなどからコレクションにアクセスする癖をつけましょう。
人気のNFTほどこういった偽物が多く存在します。
③購入したNFTはハードウェアウォレットで保管する
NFTの中には、非常に高価なNFTも存在します。
大切なNFTをウォレットに入れたままにすることは、「財布に高価な宝石を入れたまま買い物に行く」みたいなイメージです。
そのままだとスキャム(詐欺)にあってしまうと盗まれてしまう可能性があります。
そのため、少しお金はかかりますが「ハードウェアウォレット」と呼ばれるウォレットを用意して、大切なNFTはこちらで管理しましょう。
こちらはイメージとしては「手提げ金庫」というイメージです。
メタマスクなどのウォレットよりも安全性が高いので、保管用としての併用をおすすめしています。
④スキャム対策について学ぶ
ハードウェアウォレット以外にも、無料で出来るスキャム対策も沢山あります。
NFTを保有する以上、必ずスキャム対策について学び、自身の資産を守るように気をつけてください。
NFTを買ったら、出品、売り方についても学ぼう
現在、OpenSeaでのNFTの売り方について記事を作成中です。
もう一度最初からOpenSeaでのNFTの買い方を知りたい方は↓