今回はTraderJoe(トレーダージョー)について紹介していきます。
TraderJoeはAvalancheチェーン上の仮想通貨を取引することが出来るDEX(分散型取引所)です。
仮想通貨初心者の方も仮想通貨取引に馴染みがある方でも、ピンとこない方も多いと思いますので詳しく解説をしていきます。
- DEX(分散型取引所)とは何か
- TraderJoeで何ができるのか
- TraderJoeの使い方(トレード方法)
TraderJoe(トレーダージョー)とは
TraderJoe(トレーダージョー)の基本情報
サービス名 | TraderJoe(トレーダージョー) |
---|---|
ジャンル | DEX(非中央集権取引所) |
チェーン | Avalanche(アバランチ) |
独自トークン | JOE |
公式サイト | TraderJoe公式サイト |
DEX(分散型取引所)とは
まず、DEX(分散型取引所)とは何かを説明していきます。
仮想通貨の取引を行うには、2種類の取引所が存在します。
それが「CEX(中央集権型取引所)」と「DEX(分散型取引所)」です。
それぞれ特徴を簡単にまとめてみました。
CEXとDEXを5つの視点からの比較
CEX(中央集権型取引所) | DEX(分散型取引所) | |
---|---|---|
カストディ (資産管理等) | 秘密鍵をCEXが管理 | 秘密鍵を自分で管理 |
取引手数料 | 基本的に手数料が決まっている | 手数料が変動する |
アカウント | KYCなどの個人情報認証が必要 | 暗号資産ウォレットを繋げるだけでOK |
コンプライアンス | 登録が必要で、規制も厳しい | 特別な規制などが無く、法律上曖昧 |
取扱銘柄 | 審査した上での上場が必要 | 自由に上場できる |
表のとおり、CEXはセキュリティ面などを含め安全に取引を行うのに向いています。
一方でDEXは自由度が高いことが魅力であり、CEXに上場することがまだ難しい銘柄なども自由に取引ができます。
GameFiやNFTプロジェクトではDEXが主流
CEXに上場される銘柄は審査がしっかりとされていることが多く、安全性などの基準を十分に満たしていないといけないことが多いです。
※「CEX=絶対に安全」でもありませんが
そのため、多くのGameFi(ゲームに金融的な要素が含まれたもの)やNFTのプロジェクトでトークン(仮想通貨)を発行する場合は、DEXにまず上場させて取引が出来るようにすることが多くなっています。
CEXでも「MEXC」は多くのGameFi銘柄を取り扱っている
DEXへの心配が強くある方には「MEXC」がオススメです。
CEXの中でも珍しく、かなり多くの銘柄を取り扱っています。
ただし、各銘柄の安全性などはDEXに上場しているものと何かが違うわけではありません。
それでも「MEXC」を利用するメリットは、先物取引が出来たり、キャンペーンによる利益を得たりすることができることにあります。
STEPNの$GST、RunBloxの$RUXなども取り扱っていますので、今後もGameFi銘柄などを取引したいと考えているかたは是非開設しておくと良いでしょう。
登録はこちら→MEXC公式HP
チェーン毎のDEX一覧(7選)
DEXにも数多くの種類が存在し、各DEXごとに対応するチェーンなども違います。
同じチェーンに対応しているDEXでも、トークンが上場するのは1つのDEXという可能性もあります。
そのため、利用用途ごとに使い分けるのが良いでしょう。
GameFiなどでよく利用するのはPancakeswpですね。
TraderJoeも徐々にAvalancheチェーン上のプロジェクトが増え始めている中で利用機会が増えて来ています。
DEX名 | 基盤となるブロックチェーン |
---|---|
Pancakeswp (パンケーキスワップ) | BSC (バイナンススマートチェーン) |
TraderJoe (トレーダージョー) | Avalanche (アバランチ) |
Sushiswap (スシスワップ) | ETH (イーサリアム) |
Uniswap (ユニスワップ) | ETH (イーサリアム) |
1inch Exchange (ワンインチ エクスチェンジ) | マルチチェーン (イーサリアム・BSC・Polygonなど) |
ORCA (オルカ) | Solana (ソラナ) |
Raydium (レイディウム) | Solana (ソラナ) |
TraderJoeで何が出来るのか?
TraderJoeでは、主に4つのことを行えます。
仮想通貨1つを取っても、様々な形で利益を得ることも可能です。
自分の状況などに合わせて利用をしてみましょう。
①仮想通貨の交換(Trade、トレード)
まずは、トレードです。
仮想通貨同士をトレード(交換)することで任意のトークンを得ることが出来ます。
TraderJoeはAvalancheチェーンのため、主にAVAXやUSDTなどを主軸としてトレードを行います。
後程、具体的な利用方法を紹介します。
②流動性の提供(Pool&Farm、ファーミング)
流動性の提供は「イールドファーミング」とも呼ばれます。
DEXは仕組み上、トレードを行うために必要なトークンをDEXに参加している参加者が提供することで成り立っています。
この流動性の提供(ファーミング)により、対価として決められた割合の利益を得ることが出来るようになっています。
流通性という言葉の通り、取引を成立させるためのものであるため2種類の仮想通貨をペアで提供します。
③仮想通貨の貸借(Lend、レンディング)
レンディングは、流動性の提供とは違い1つの仮想通貨を「貸す・借りる」ことを指します。
貸す側は、利子を得ることが可能となっています。
借りる側は、当然利子を払う必要がありますが、直ぐにNFTの購入などを行いたい際には良いかもしれません。
④仮想通貨の預け入れ(Stake、ステーキング)
ステーキングは、仮想通貨を預け入れることで利益を得る方法です。
ステーキングをすることにより、なぜ利益を得ることができるのかですが、簡単に言ってしまえば「仮想通貨を売られないで保存してくれていると価値が維持されやすいから」です。
もっと本当はPoS(プルオブステーク)などの技術的な話もあるのですが、長くなるので割愛です。
TraderJoeの使い方(トレード方法)
それでは、TraderJoeの使い方として「トレード」に関してを紹介していきます。
特に、今回は多くの方が利用している以下の条件下でのトレードを行っていきます。
【条件】
使用端末:iOS
ブラウザ:メタマスクウォレット
①メタマスクウォレットでTraderJoeにアクセス
②チェーンを切り替える
③画面を下にスクロール
④交換したい仮想通貨を選択
⑤数量を決めてスワップ
①メタマスクウォレットでTraderJoeにアクセス
まず、メタマスクのブラウザでTraderJoeにアクセスします。
【公式サイトURL】https://traderjoexyz.com/home#/
こちらをコピーし、メタマスクを起動、下の画像のように検索窓をタップし、URLを貼り付けましょう。
または、このブログをメタマスクブラウザで開き、上のリンクから飛ぶのも良いでしょう。
②チェーンを切り替える
TraderJoeにアクセスすると、メタマスクがAvalancheチェーン以外の場合は切り替えを求められます。
画像の通り認証を行いましょう。
事前にメタマスクの機能でチェーンをAvalancheチェーンに切り替えておくのも良いでしょう。
その場合はこの工程は不要です。
③画面を下にスクロール
スマホでアクセスすると、最初にチャートが見えている画面になります。
このままではトレードができないため、下にスクロールをしてください。
④交換したい仮想通貨を選択
次に、交換したい仮想通貨を選択します。
この時、上が支払う仮想通貨、下が得られる仮想通貨というイメージになります。
また、仮想通貨を選ぶ際は「コントラクトアドレス」が必要となる場合があります。
上場しているトークンも全てが見えるようになっているわけでは無いのです。
名前で検索しても出てこない時は、公式の情報などを元に確認してコピー&@ペーストをしましょう。
たまにコントラクトアドレスが違う同名の仮想通貨をスキャムなど上場している場合があるので、あくまで公式サイトなどを利用して正しいトークンを選択しましょう。
⑤数量を決めてスワップ
最後に、支払いたいトークンを同様に選択して数量を決めます。
決められたら、「Swap(スワップ)」ボタンを押してトレードをしましょう。
TraderJoe利用方法まとめ
TraderJoeの利用方法などは分かっていただけたでしょうか?
Avalancheチェーンは非常に高速な処理と、安いガス代(手数料)が特徴のチェーンとなっており、今発展中のチェーンです。
今後もGameFiなどを含め、多くのプロジェクトで利用する機会も増え、結果としてTraderJoeにトークンが上場されることも増えるでしょう。
この機会に、TraderJoeの使い方や特徴を抑えておきましょう。