今回紹介するAdventureGo(以下、アドゴー)は、「Seek to Earn=探して稼ぐ」という新たなジャンルのGameFiプロジェクトです。
更に、ただ宝探しをするだけで無く、STEPNやRunBloxのようなMove to Earn要素もあります。
新たな要素も多く、まだまだこれからのプロジェクトですが、その分可能性を感じていますので今回はプロジェクトの概要を紹介をしていきます。
※こちらのプロジェクトは、2022/9/7時点で市況を理由に開発を停止しています。
※2022/10/15に以前予定されていたエアドロが実施されました。
※今後再開する確証はありません。
AdventureGo(アドベンチャーゴー)とは

AdventureGoの基本情報
タイトル | AdventureGo(アドベンチャーゴー) |
---|---|
ジャンル | Seek to Earn |
トークン | $ABE (Abeona、ゲーム内トークン) $ADO (Adiona、ガバナンストークン) |
公式サイト | AdventureGo公式HP |
公式リンク集 | AdventureGo公式リンク |
冒険モード | AdventureGo 冒険モード |
※今回紹介する内容は、開発段階のものが多いため最新情報と異なる場合があります。必ず公式からの情報を確認してください。
AdventureGoの特徴
①SEEKモードで宝探し
SEEKモードではWatchNFTを使用

このプロジェクトの肝となるのは、なんと言ってもこのSEEKモード。
Watch NFTという腕時計型のNFTを使用します。
MAP上の宝箱を探し、実際にそこ場所に行き、宝箱を手に入れます。
宝箱を開封することでNFTやトークンなどの報酬を得ることが可能となります。
AR技術で現実世界に宝箱が現れる!?
このSEEKモードは、AR技術(現実を仮想的に拡張する技術)を利用しています。
イメージとして近いのは、やはり「ポケモンGO」や「ドラゴンクエストウォーク」などでしょうか?
宝箱がカメラを通すと現実世界の中に現れるような体験が得られます。

ソロだけじゃない?
SEEKモードの中でも1つのプレイスタイルだけでなく、「ソロ」「チーム」「クラン」といったプレイ方法が予定されています。
一人でプレイするだけでなく、複数のメンバーで楽しむこともできそうです。
チームプレイでは、専用の「ルーン」も用意されており、バフをかけたりもできるようです。
距離が近いほど有利に働くようなので、友人や家族とプレイするのも楽しいかもしれません。
②MOVEモードで運動
MOVEモードではShoesNFTを使用

MOVEモードでは、WatchNFTとは異なるShoesNFTを使用します。
この2つのNFTはそれぞれのモードでの使用となるため、基本的にゲームを楽しむためにはどちらも必要であるということを覚えておきましょう。
ちなみに、Pet(ペット)やRune(ルーン)などのNFTも存在します。
1日のMoveは無限にできる?

アドゴーのMOVEモードでは、エナジーなどの活動制限がありません。
その代わりに存在するのは「生産性(Mobility)」というステータスです。
100%からスタートし、徐々に減少、そして最終的には10%まで低下します。
それでも、継続して運動は可能となるようですが、「耐久値」の減少により効率が落ちたりもするようなので、実際には「ずっと移動して稼ぎ続ける」ということにはならないと予想しています。
③2つのモードをプレイすることで「宝探し&移動」で無駄なく稼ぐ
コミュニティ内のAMAでの発言で「主な焦点は宝探しであり、歩くだけでは利益は少なくなる」という趣旨の話がありました。
プロジェクトの根幹にあるのは、あくまでSeek to Earnであり、Move to Earnがメインではないようです。
ですが、この2つの要素が組み合わされることにより「宝探しのためだけに歩く」といったことが必要ありません。
「宝探しのついでに移動でも稼げる」という今までにないシステムとなる予定です。
④無料プレイも可能
現在、多くのBCG(ブロックチェーンゲーム)では、中々高価なNFTを購入してゲームをプレイする必要があります。
そういった市場の状況から、アドゴーでは新規プレイヤー全員が無料プレイ可能となるNFTを使用できるようにしたいそうです。
もちろん、正規のNFTを購入してプレイするようには「稼ぐ」ということに重きを置くことは難しいでしょう。
ですが、「体験する」ことで自分に合ったゲームなのかを判断できるのは良い点と言えるでしょう。
⑤企業や商店との提携で脱ポンジ?
ポンジスキームの問題点
BCGで問題となるのは、ポンジスキーム(出資金を集め、後から参加した人の出資金を前の人の配当金として支払う手法)になってしまうことです。
トークンやNFTの購入から利益を得ているのみの運営では、人件費などプロジェクトを維持するための儲けを獲得しつつ、投資してくれたユーザーへ同じ価格で還元し続けることは不可能に近いです。
そのため、参入が早いメンバーだけが儲けを得て、他の方が損をしてしまうことも現状珍しくありません。
宝箱を設置することで外貨獲得?
アドゴーは、こういったポンジスキームになってしまうことを避けるため、ゲーム内で獲得する「宝箱」を任意の場所に設置できるゲームシステムを開発しているようです。
つまりは「ポケモンGO」でいう「ジム」「ポケストップ」のような場所を企業や商店と提携することで集客として活用してもらうことを考えているようです。
「仮想通貨以外」の外貨をどう獲得するのかが、脱ポンジに向けた重要な要素となりますので、ぜひ期待したいところです。
また、インフレ対策として、参加者が増えるほどデフレになるような設計を予定しているようです。
⑥開発はオーストラリアを拠点としている

開発拠点はオーストラリアのメルボルンとなっています。
昨今ではSTEPNの開発拠点もオーストラリアとなっており、オーストラリアはこういったWeb3開発に向いているのでしょうか?
また、最高責任者(CEO)であるアンジェラについては、以下のようにHPで紹介がありました。
「オーストラリア全土および海外の企業の成長戦略を指揮する戦略的リーダーです。彼女は、DeFi、NFT、ブロックチェーン、トークン化、デジタル資産、規制コンプライアンスの分野で豊富な経験を持っています。彼女はCapital.comでAPACCFOを務め、Plus500ではオーストラリアのCFOを務めていました。」
アンジェラ以外の中心メンバーも、主にオーストラリアで活躍をされており、既に多くの企業などとパイプがあるようです。
もちろん、それが実際に世界的な成功や、日本での成功にどれだけ繋がるかはまだ未知数と言えます。
「期待したけど全然ダメ!」となることもあるので、投資をご検討の方は慎重に情報を集めておきましょう。
今後のロードマップ

7月
・α版作成
・内部テストフェーズ1
・ジェネシスNFTセール第一弾
8月
・内部テストフェーズ2
・α版終了
・β版作成
9月
・メルボルンで記者会見
・β版公開
など、上記のような予定で進めていくようです。
Seek to Earnで、他プロジェクトと差別化できるか?
今回紹介した【AdventureGo】は、他のプロジェクトと大きく異なる点があり、私が期待するのは「企業などとの連携」にあります。
ここをどれだけ現実的に進められるのかによって、長期的にユーザーにも運営にも、そして企業などにとっても利益をもたらすことのできるプロジェクトへ成長するかが変わってくると思います。
ただ、正直なところ他のプロジェクトと比べてみると、そういった「外貨の獲得」に関しては、現実的な話であり、ビジョンが見えやすい点を評価しています。
とはいえ、まだまだこれから。
今後も最新情報を追っていきます。